屋根の役割

屋根の一番の役割は、上部からくる可能性のある外敵や自然環境から家と住む人を守ることです。建物に覆いかぶさる、傘のような存在です。太古の昔から、住む人を守る人の家には屋根がありました。動物などの外敵、そして雨・雪・風・熱・紫外線・気温など自然環境による影響を守るためです。現代の屋根は、その本来の役割をさらに追及して作られます。

自然環境に耐えられる素材を使用した丈夫な構造でなければいけませんし、さらに特殊な性質をプラスする必要もあります。特殊な性質をプラスするものの代表には、科学的に作られた塗料があります。人間が太刀打ちできない自然環境にさらされる屋根は、過酷な環境に耐えるようにこまめな確認とメンテナンスが必要です。重大なトラブルにつながってしまう前に、適切な方法を選びましょう。

外壁と同様、屋根は一番目につきやすく、住宅の美観を左右します。目につく要素はデザインや色がメインとなりますので、そこにどんなアクセントを加えるかによって家そのものの印象が決まります。一方で、空に向かった部分は目につきにくいため、劣化や破損などに気づくのが遅れてしまうことも珍しくありません。

目に見える角度からの美観だけではなく、普段あまり目の届かない箇所の美観も意識することで、屋根本来の役割がしっかり果たされます。外壁リフォームと組み合わせて、屋根のリフォーム工事を行えば完璧です。最近では、周囲の風景と調和するランドスケープという考え方も注目を集めています。いつまでも美しい家を守るためには、美観を意識したメンテナンスを選びましょう。